
永久歯が生え変わる時期は、顎が成長する時期でもあり、歯並びの治療においてひとつの目安となる期間です。
開始の目安は上下の前歯が生え替ったころですが、乳歯の時に介入が必要な場合もございます。
気になる症状があればお気軽にご相談ください。
1. 精密な検査に基づいた的確な診断
お子様のお口の状態は一人ひとり異なります。また、矯正治療は顎の骨格や歯の成長に関する専門的な知識を要する分野です。
当院では、日本矯正歯科学会の認定医および臨床指導医が検査・診断を行い、現在の問題点を客観的に抽出した上で、適した治療法をご提案いたします。
セファログラム(頭部X線規格写真)、歯科用CT、口腔内スキャナー等の設備を用いて不正咬合の原因を分析し、治療方針について十分にご説明を行った上で治療を開始します。
2. 不正咬合と顎の成長発育について
交叉咬合(こうさこうごう:奥歯の噛み合わせの横へのズレ)、鋏状咬合(はさみじょうこうごう:上下の歯がすれ違って噛み合わない状態)、反対咬合(はんたいこうごう:受け口)などの不正咬合は、そのままにしておくと顎の正常な成長発育に影響を与えることがあります。
これらの状態に対して、成長期に合わせて適切なアプローチを行うことが小児矯正の目的の一つです。

3. お口周りの習癖への早期介入とMFT(口腔筋機能療法)
歯並びや噛み合わせには、遺伝的な要因だけでなく、日々の習慣も関係しています。
「お口ポカン(口唇閉鎖不全)」、指しゃぶり、舌の突き出しや位置の異常(舌癖)などは、歯並びに影響を与える要因となります。
当院では、装置を用いた治療だけでなく、これらの習癖の改善を目的として、お口周りの筋肉を正しく機能させるためのトレーニングであるMFT(口腔筋機能療法)を導入しています。

4. 成長期に合わせた治療計画
顎の骨がダイナミックに成長している期間は限られています。この2度とない時期に合わせた適切な治療を行うことが重要と考えています。
5. 仕上げの治療(二期治療)への移行について
一期治療(小児矯正)は永久歯が並ぶための土台作りです。
すべての永久歯が生え揃った後、個々の歯の位置や噛み合わせを微調整するために、ワイヤーやブラケットを使用した「二期治療(仕上げの治療)」が必要になる場合があります。
一期治療の結果、歯の叢生(ガタつき)が一部にとどまるなど状態が整っている場合には、二期治療においてワイヤー矯正の代わりにアライナー(マウスピース型矯正装置)を用いた治療を選択できる場合があります。(※適応はお子様の口腔内の状態によります)
6. 先天性疾患等に伴う矯正治療(保険適用)への対応
当院は、厚生労働大臣が定める特定の疾患(口唇口蓋裂や、6歯以上の先天性部分無歯症(多数歯欠損)など)に起因する咬合異常に対する矯正治療を、健康保険(保険診療)で行うことができる医療機関として指定を受けています。
対象となる疾患の矯正治療についても、専門的な知見に基づき対応いたします。


休診日 木曜日・日曜日・祝祭日(休診日は変更することがあります)

