本年度は、新型コロナウィルスの感染拡大を予防するために、学術大会の中止や開催様式の変更が相次いでいます。私が毎年、必ず出席している中四国矯正学会の学術大会は、今年、島根県の松江で開催予定でしたが中止になりました。もう一つの日本矯正歯科学会は第9回国際矯正歯科会議世界大会として横浜パシフィコで開催される大きな世界大会の予定でしたが、こちらはオンライン開催に決まりました。他の関連学会も同じような状況です。
オンライン開催は出張の時間や宿泊の煩わしさはないのですが、学会のもう一つの楽しみである、ご当地グルメ、土産品、久しぶりの同門の先生との会食等がなく、寂しい限りです。コロナウィルスに対するワクチンが開発されない限り、このような状態が継続されそうで残念です。ただ、これは年に数日の学会の話で、毎日の診療のことを考えても一日も早いワクチン、治療薬の開発を願ってやみません。