歯と口に関する故事・ことわざ 1

歯の口に関する故事・ことわざ 調べてみました。初めて見るようなことわざもたくさんありましたので、折を見てアップさせていただきます。まずは「あ」「い」行です。

「あ」の部

開いた口へ牡丹餅:努力せぬのに、幸の良いことが到来すること

あったら口に風邪ひかず:せっかく言い出したのがむだになること

開いた口が塞がれぬ:あきれて物も言えないこと

開いた口には戸はたたぬ:あきれて物も言えないこと

顋で背中を掻く:出来ないこと

顎振り三年:尺八を習うために最初の年間は顎を振る練習をせねばならないこと

「い」の部

息の臭きは主知らず:自分の息の臭いことは、自分で気づかないこと。自己の欠点は自覚しないこと

井桁を鼻の下に組む:鼻の下に井桁のような口があること

一口両舌:二枚舌を使うこと。前に言うことと、後で言うことが違うこと

一に漁師口二に子守口三に番頭口:この3つは口やかましいものの代表であること

一口に出するが如し:一人の口からでるように衆人の言うことが同一であること

一寸の舌に五尺の身を損す:三尺の舌に五尺の身を亡ぼす

一滴舌上に通じて大海の塩味を知る:物の一部を知れば、全体を推測できることのたとえ

岩に口:石の物い言う世の中