歯科矯正治療中の楽器演奏

歯科矯正治療中の楽器の演奏に関して、ブラケットをつけてすぐの頃は思うような音を出しにくい場合があるようですが、時間とともに出せるようになります。フルートのような木管楽器やマウスピースの大きい金管楽器は比較的、支障が少ないでしょう。

一方、唇を楽器に押し当てて音を出すトランペットやホルンといった金管楽器は演奏によって唇の粘膜に痛みが出たり、高音が出しにくいといった影響があります。

また、サックス🎷やクラリネットのような縦笛系統の楽器は指しゃぶりと同じよう力を歯に与えるために、上顎前突や開咬になりやすく治療中の歯の動きを妨げることもあります。特にもともとの不正咬合が上顎前突や開咬の方には好ましくないといえます。(出典:「おとなの矯正歯科book」日本臨床矯正歯科医会)