歯と口に関する故事・ことわざ

歯と口に関する故事・ことわざです。以前「あ」「い」の部をとりあげました。

今回は「お」の部です。

今回も、聞いたこともないものが多くありました。

 

 

 

 

 

 

 

(おの部)
・奥歯に衣着せぬ‥‥‥思わせぶりに,事実をはっきり言わずいやみらしい物言いをすること。
・奥歯に剣‥‥‥敵意をいだきながら表面に示さないこと。
・奥歯に物がはさます‥‥‥すっかり心が打ちとけず,なんとなく隔意が感じられること。思う事を
充分に言わないで,どこかにおもしろくない気持がひそんでいるのが感じ

られること。
・頤の雫口に入らぬ‥…下顎についた雫は,口には入らないこと。
・男立派で嬶反歯‥‥‥美男に醜女の夫婦,ふつりあいのたとえ。
・親の奥歯で噛む子は他人が前歯で噛む‥‥‥親が子をかわいがりすぎて必要な時にしからぬと,その   反面に他人からひどくしかられること。
・親の脛噛じる息子の歯の白さ‥‥‥独立することが出来ず親のおかげで生活する人が,かえって身
なりを小ぎれいに飾って遊び着らす例が多いこと
・奥様も今は口様‥‥‥昔はいい所の奥様だったが,今は落ちぷれて食べることの心配にかまけてい
ること。
・大勢の口にはかなわぬ……多数の意見には従わざるを得ないこと。
・鬼一口‥‥‥一挙に例されることのたとえ。
・思う中に口さすな‥‥‥中傷によってむつまじい仲でも仲たがいをすること。
・女は口さがないもの‥‥‥女は無分別につまらぬ事をしゃべること。

「歯科のあゆみ」青島政より