口呼吸から鼻呼吸へ変える方法があります。
第一は、口呼吸を習慣的ににしている人は口を閉じる口輪筋と呼ばれる筋肉の機能が低下しているといわれています。これを鍛える体操です。「あいうべ体操」で「あ~、い~、う~、べ~」と口や舌を大きく動かして口の周りの筋肉や舌の筋肉を鍛えます。声は出しても出さなくてもOK.1日30回くらいで1か月程度で口呼吸の改善がみられるといわれています。実行している学校ではインフルエンザへの罹患率がかなり改善されたとの報告もあります。
あいうべ体操で口呼吸が改善されると良いことがたくさんあります。
第二は睡眠中に口が開いて口呼吸にならないように、口の上下にテープを張る方法です。「あいうべ体操」と並行して行うと効果的です。幅12㎜のサージカルテープ(かぶれにくい絆創膏」あるいは鼻呼吸テープを薬局やネット等で購入します。サージカルテープは5㎝くらいの長さでカットし、上下の唇をまたいで縦に貼ってください。慣れるまでは、気になって剥がしてしまうことも良くありますが、あせらずに少しずつ時間を長くして頑張ってください。テープに慣れてくると一晩中使用できるようになり、朝に口の中がカラカラにならず眠りの質が向上していることを自覚できるようになってきます。
いずれも、簡単な動作ですが毎日続けることが大切です。口呼吸の自覚がある方は試してみてください。